「ニューガイア」について

「ニューガイア」の由来

ニューガイア『環境問題に配慮された持続可能な新しい地球』そんな願いを込めて、芝浦グループ創業者である新地哲己の名字より社名としました。

また、この『ニューガイア』は当社グループを大きく飛躍させた『日本初全世帯太陽光発電付賃貸マンション』のマンション名でもあり、ニューガイアマンションシリーズのブランド名としても皆様に親しまれています。

※『ニューガイア』とは『ニュー』:新しい、『ガイア』:大地や地球など

「ニューガイア」最大の特徴

太陽光発電マンション

みやま合同発電所

マンションシリーズ「グランドニューガイア」「ニューガイア」は芝浦グループが手掛けるマンションシリーズです。芝浦グループ(旧社名:芝浦特機株式会社)は大規模太陽光発電施設、いわゆるメガソーラーを手掛ける会社。太陽光発電に関してのスペシャリスト集団です。

芝浦グループにて手がけた『みやま合同発電所』は約10万坪(東京ドーム 約7.7個分の広さ)の敷地に23MWの発電量があります。23MW=2,300万Wです。一般家庭約7000世帯分の電気をまかなえる程の発電量になります。

日本初の「全戸個別供給型」太陽光発電マンション誕生まで

ニューガイアシリーズの最大の特徴は屋上の太陽光パネルにあります。屋上に太陽光パネルがついているマンション自体は全国に数多くありますが、それらほとんどは共用部に使われたり、マンションオーナーが売電収入を得るだけの小規模なものです。

ニューガイアシリーズの太陽光発電は他のものと同じように見えても中身は根本的に異なります。各戸それぞれが売電収入を得られる「全戸個別供給型」というタイプです。屋上の太陽光パネルには、各戸に割り当てがあり、各戸それぞれが個別に売電し、収入を得ることができます。

この 「全戸個別供給型」は芝浦グループが日本で初めてマンションに導入しました。ここでは、その誕生秘話についてご紹介したいと思います。

太陽光発電付きマンション、新しいシステムが開始されるまで

地球温暖化防止が叫ばれ、再生可能エネルギーが注目を浴び、とりわけ太陽光発電が徐々に普及しはじめていた平成15年頃、芝浦グループ(当時の芝浦特機株式会社)内でマンション建設計画が持ち上がります。

マンション1戸1戸それぞれが収入を得られたらお客様に喜ばれるのではないかとのことで、「太陽光発電マンション」を企画します。

ところが、全戸に太陽光発電を供給するマンションはそれまで存在せず、そのシステムを電力会社に相談したところ、「前例がないから難しいですね」「送電のシステムに支障をきたす可能性も・・・」と。

せっかくのアイディアも電力会社が認めてくれなければ計画は前に進みません。何度も何度も交渉を重ねるも電力会社は「難しいですね」との回答。そこで、経済産業省を訪問し、直談判。経済産業省の仲介でなんとか電力会社の技術者との会議にこぎつけます。

電力会社側の回答は、「送電のシステム上問題が生じないかどうか実証実験のための研究施設を作った上で実際に検証しなければ認められない」という極めて厳しいものでした。

研究施設を含め検証にかかる費用は莫大な金額です。費用の面のみならず、時間の面でも負担が重くのしかかります。

ニューガイア上石田しかし、簡単に諦めないのが「芝浦魂」。再生可能エネルギーの普及は芝浦グループの使命でもあります。お客様のため、また地球環境を守るためにも簡単に諦めることなどできません。

太陽光メーカーにも協力を仰ぎ、実際に実験施設を作ります。大がかりな実験に失敗すれば、莫大な費用の全てを負担しなければならなくなります。当時の芝浦グループにとって大きな大きな「賭け」でした。

これまでどの企業も、電力会社ですらしたことのない、日本で初めての実験です。関係者が固唾を呑んで見守る中、実験は見事に成功。電力会社も、各戸それぞれが発電し、売電収入が得られるマンションのシステム=「全戸個別供給型」の個別連携を許可、そして平成17年2月、全国で初めての全戸個別供給型太陽光発電マンション「ニューガイア上石田」が竣工しました。

新エネ大賞 経済産業大臣賞 受賞(平成17年度)

第10回新エネ大賞 経済産業大臣賞(金賞)

前述の「ニューガイア上石田」は、全戸太陽光発電付の取り組みが評価され、「新エネルギービジネスモデルとして高い可能性を有しており、今後普及拡大が望まれる太陽光発電分野での市場開拓の先駆けとなりうる」という受賞理由で平成17年度、第10回新エネ大賞「経済産業大臣賞」(新エネ大賞の中でも金メダルに相当する賞)を受賞しました。

※新エネ大賞とは、一般財団法人新エネルギー財団(平成17年度当時は経済産業省資源エネルギー庁所管の公益法人)が行う表彰制度であり、太陽光、風力、地熱、バイオマス等々新しいエネルギーの資源の導入・利用とその普及・啓発を消費者や社会に促すため、該当する製品・システム・方式等を導入し、設置したものを表彰するものです。新エネ大賞には、経済産業大臣賞(金メダル相当)、資源エネルギー長官賞(銀メダル相当)、新エネルギー財団会長賞(銅メダル相当)、審査委員長特別賞と序列があります。

驚異的な入居者満足度

ニューガイアシリーズはその後、太陽光発電のできる賃貸マンションとして順次できあがっていった(実績一覧)のですが、太陽光だけでなく、キッチンやお風呂など分譲マンション並みにグレードの高い設備がついていることもあり、賃貸で入居中のお客様から「買いたい」との声を多数いただいておりました。

賃貸入居者109世帯中30世帯が買いたいと回答
北九州にある全109戸の「ニューガイア四季彩の丘」という賃貸マンションでは退去される方から「買えるなら買いたかった」との声を多数いただいていました。アンケートを取ってみたところ、109戸中、なんと30戸の方が買えるのであれば「買いたい」と回答されました。入居者中、28%以上の方にあたりますが、これは驚異的な割合です。

太陽光発電により光熱費が安いこと以外でも、マンション室内及び共用部の質感やグレード、IHヒーター、エコキュート、エアコンなどの設備の良さ、アクセントクロスを多用した室内の高級感のあるデザインなど全てにおいて満足度が高いとお答えいただきました。

この声に是非とも応えたい、そういう想いで分譲マンションシリーズ「グランドニューガイア」が企画されることとなり、大牟田市の「グランドニューガイア新栄町駅前」(2010年築)、福津市の「グランドニューガイア福津中央」(2012年築)、熊本市の「グランドニューガイア西熊本駅前」(2019年築)が建築されております。

また、2017年には九州ではじめての賃貸・分譲選択型マンション「ニューガイア飯塚北」が建築されました。

昨今では、エリアが拡大し、大分市初の「ニューガイア大分駅前No.63」(2023年築)や関東圏初の「ニューガイア川崎No.70」(2023年築)が建築されました。

既存のニューガイアマンションシリーズにご入居者の方々から非常に高い満足度をいただいております。